Between Stimulus and Response
岡田英雅   


合格学習記

今春,巣鴨を卒業した先輩たちが,後輩諸君のために書いてくれました.難関校合格を勝ち取るまでの「道のり」が示されています.合格に至る道はひとつではありません.先輩が残してくれた学習記を是非参考にして下さい.
 高3で僕が担当した英語のクラスにいた数名に声をかけ執筆を依頼しました.「後輩の為になるなら」と書いてくれものがここにあります.
 それぞれの学習記の後にある【miscellaneous thoughts】は彼らと一緒に過ごす中で印象に残っていることを僕が書いたものです.

 

卒業年度:08年 守田 啓悟

合格大学:東京大学理科V類

【中学3年間】

 岡田先生に紹介して頂いた問題集を中心に学習を進めました.基礎固めの『新中学問題集』,『高校リード問題集』,『シリウス』は,中1・2で一通りやった記憶があります.中3ぐらいから,大学受験用の問題集を紹介して頂きました.INTEGRAL, advanced (中3〜高1にかけて2〜3周した.難しかったが,力は付いた.)『英作文のトレーニング』(1日2題ペース,3〜4周したか?書く勇気を付ける,表現を身に付ける,ミスを減らす,どの段階にも最適だと思う.)
【高校1・2年】

 高1の間は,中3までの勉強をそのまま続けました.前述の2冊は3〜4回目に入り,其の他にも『英語構文詳解』(正直,難しかったです.2〜3回やりましたが,自分のものにするところまで行きませんでした.それでも難しい説明と格闘することで,深く考えることができました.)などにも取り組みました.

 高2になってからは,岡田先生の朝講習を中心に1週間の学習リズムを作って行きました.日曜日に予習して,火曜日に授業を受け,復習して,質問して… の繰り返しでした.そういえば,試験休みに勉強会を開いて下さいましたよね?知的好奇心が刺激されただけでなく,「テキストの解釈には,自分で全責任を負うぞ!」という態度が身に付きました.

 野畑先生のDuck Compo も面白くて,よく勉強していた記憶があります.

【高校3年】

 他の科目との兼ね合いもあり,ほとんど授業中心でした.英語は,予習→授業→復習のサイクルで1学期は復習重視でMake Progress の英文はほぼ暗唱できるくらいまで読み込みました.2学期からは,要約1回目→添削・授業→要約2回目→添削→要約3回目→合格というサイクルで1課(Make Progress)につき3〜4回要約していました.繰り返し丁寧に見て頂き,どうも有難うございました.英文作は,授業と,授業で使っているテキストについている自由英作文の問題を週1〜2のペースで野畑先生に添削して頂いていました.授業以外では,学期中はT.T.と作文や要約の添削をお願いするのが中心で,過去問はあまりできませんでした.夏休みは岡田先生に紹介して頂いた問題集を中心に勉強しました.『速読英単語 リスニングテスト』,『英作文のトレーニング』,『要約問題の解法』等に取り組みました.センターは,2学期期末後に開始し,80分→70分→60分と制限時間を短くして過去問や予想問題に取り組みました.

【センター以降】

 過去問が中心でした.青本掲載の10年分ぐらいは,時間を計って取り組み,要約や作文は添削をお願いしました.それらより前のものは,25年から要約・作文を中心に選んで解いて,添削をお願いしました.読解(要約・和訳)は岡田先生にお願いし,作文は野畑先生とクラーク先生にお願いしました.英語に関しては,2週間前ぐらいに合格点ぐらいはとれそうになっていましたが,和訳が粗かったことと,要約に不満があったこと,また数学と理科が未完成(結局,数学に関しては2日前,理科に関しては1週間前に,何とかなってきた)だったこともあり,少しでも点を伸ばすべく,ギリギリまで粘りました.リスニングに関しては,学校から帰ってから『キムタツ』を使ってトレーニングしました.

 試験当日の昼休み(英語の直前)は,校舎の外で授業プリントを復習していました.

 

miscellaneous thoughts

 「23周した」

34周したか?」

34回目に入り」

「2学期からは,要約1回目→添削・授業→要約2回目→添削→要約3回目→合格というサイクルで1課(Make Progress)につき3〜4回要約していました」

守田君ほどやり直しを厭わない生徒は他にいなかったように思います.「わかる」と「できる」は違うということを知っていたんですね.教科書,参考書,模試などを何度も繰り返し勉強していました.

分からない箇所は必ず質問しに来ます.

早朝,僕が珈琲を入れていると付箋がいっぱい付いたノートをもってやって来るんです.「今日あたりは答えられない質問がくるんじゃないか」と教員室の隅に隠れていたこともありました.もちろん嘘です(笑).

模試の分析は秀逸でした.

弱点さえ分かってしまえば,理想の自分への到達はずいぶん早くなるものです.守田君は模試が返却されると,「理想の点数まであと何点で,どうしたらその点数を取れるのか」分析していました.例えば,段落整序の問題で最後に来るべき段落を間違って選んでしまった.そうすると,彼は答案用紙に「段落の第一文しか読まなかった.第2文以降を読めば,全体のまとめとして相応しいことは容易に分かる」なんて書いて脳に覚え込ませるわけです.彼の分析の確認を頼まれたことがありました.「こりゃ,受かるな」というのが僕の感想.見たいですよね.大丈夫,後輩思いの守田君はちゃんと置いていってくれました.

ノートも秀逸.

見たいですよね.大丈夫,これもまた後輩思いの守田君はちゃんと置いていってくれました.この間,守田君のノートを見た生徒が「ノートに説教されているようだ」と感服していました.この後輩もいいセンスしています.

剣道をやって,書道をやって,バイオリンを弾いて,中1から受験直前までずっとマイペース.

 立派だなあ.



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